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読書メモ:初めてのTypeScript




プログラミングTypeScript」を以前購入して読みましたが、完全に理解したとは言えない状況が続いていました。

プログラミング言語というルールブックの暗記という部分もあり、何をもって理解か定義するのも難しいですが・・・。

最近、TypeScript製のイーサリアムクライアントである「Lodestar」のコントリビューションにもトライしているのですが、TypeScriptをかなり活用しており、やはり知識補充が必要ということを実感し「初めてのTypeScript」も買ってしまいました。

この本でもそうですが、オライリー名物である「初めての~」という題名は「完全にコンピュータサイエンスを理解している経験豊かなエンジニアが初めて読む」を省略していると考えていいかと思います。

難しいものの、この本を読んでかなり目から鱗が出ました。

具体的には、アノテーションを置かなかった場合のTypeScriptの型推論の動作が詳細に述べられているので型を定義しなかった場合の動作に詳しくなれました。

いわば、「.js」から「.ts」に変えるだけで、どのような動作になるか理解できたのはかなり大きいです。

というのも恥ずかしながら、「動的型付け」と「静的型付けの型推論」を同じような感覚を持ってしまっていました。

型推論の動作をよく理解していないとなぜエラーが発生したのか特定するのが難しくなります。

翻訳のせいか、そもそもの言い回しが悪いのかわかりませんが、日本語を理解するのに苦労しました。

しかし、短い有用なサンプルコードで補完しながら当本で説明されている動作を理解できます。

残念なのは第3部「TypeScriptの使用」以降が分かりにくかった点です。

理由としては、後半は設定方法などをメインで扱いますが、設定をしなかった場合とした場合の動作の比較をコード例で示していないため、文のみで理解しなければなりません。

何度も読み直しましたが、意味不明なものが多かった印象です。

技術書出版全てに言いたいのですが、プログラミング言語の設定項目については、設定をした場合と設定をしなかった場合の違いを簡単なサンプルで説明してもらえるとわかりやすいと思います。

この辺は、オライリー本にあるあるの欠点だと思いますが・・・前半だけでも有用なため何度も読み返したくなる内容です。

何でも型を付ければ良いものではなく、ポイントで型が必要になるという部分も強調されており、良い意味でTypeScript初心者エンジニアが何でも型を付けすぎてしまうという過ちに気づかされます。

オライリー本ならではの深い洞察がかなり述べられていますので「10億ドルの過ち」をしたくなく、TypeScriptを内部をきちんと理解したい人におすすめの本です。

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